
こんばんは!TOEIC猛奮闘中、予備校で働いているウルトラマンの休日です。英語学習などの私のTwitterは@toeicscoreup123
あなたは今、何か目標を決めて頑張っていることはありますか?
○○大学に絶対合格する!、TOEIC800点を絶対取る!、年収700万超える!!
壮大な目標を掲げてそれに向かうことは素晴らしいです。
例えば、今年、難関大の○○大学に合格する!!という壮大な目標を掲げて、単語帳を開いて覚えていたとします。
「どうして、今単語を覚えているのですか?」
と聞かれたときに、
「そりゃあ、○○大学に受かるために決まってるじゃないですか!!」
と答えたとします。
実は、こういう答え方をする人はかなり危ういんですね。
では何と答えたらよかったのか。
「今、直近の模擬試験の成績が英語の偏差値が58で他の科目の偏差値は65前後でした。○○大学では過去問を見たところ、難易度の高い単語がよく出されており、○○大学の英語の過去問を読んでいても単語不足で読みにくく感じています。この単語帳は○○大学に合格した人もよく利用されていて過去問に出てくる単語もここによく掲載されていることからこの単語を使っています。あと2週間程度で全部覚えられそうです。」
このように、
「目標達成のために、なぜそれを今しているのか?をきちんと見極めて、その行動が目標達成のために今本当に必要なことなのかどうなのかをきちんと言える人」
にならないと目標達成って厳しいんですよね。
大学在学中も社会人になってからもたくさんの生徒さんを見てきましたし、自身の受験経験や友人の様子を見ていても、目標を達成できない人は、
「なんかよくわからないけどとにかくいっぱいがむしゃらに頑張れば目標を達成できる」
と思っている人が多いです。
もくじ
目標達成のプロセスはたったの3つだけ!

目標達成に必要なことは次の3つが挙げられます。
- 目標が何なのかをきちんと明確にする。
- 現状の自分と目標との差を具体的にする。(できるなら数値化する。)
- 差異を埋めるために目標達成の日までにやるべきことを月割り、日割りをして実行する。
この3つが必要です。例えば、英語に関する目標を立てる時に、「英語ができるようになる」という目標を立てるのはその時点でアウトです。
いまいち「英語ができる」とは何なのかがわかりません。そうではなく、もっと具体的に(数値化できるならば数値化して)目標を立てます。
「来年の今日までにTOEIC900点を獲得する」「オンライン英会話で淀みなく25分間の会話をできるようにする」など。
次に、2. 「現状の自分と目標との差を具体的に(数値化)する。」ですが、
英語であるならばまずは試験を受けるなどが適切でしょう。現実に直視をするのは嫌なことですし、試験後に「久々だったから忘れていただけ。」と言い訳をしたくもなりますが、まずはとにかく、現状のレベルを把握することから始まります。現状のスタート地点なんてどこでもいいんです。どうせ、TOEIC900点という目標を掲げたのならやることは決まっていますから。スタート地点を知るという作業は計画を立てる上で非常に重要です。
2. までができたら、次は3. 「差異を埋めるために目標達成の日までにやるべきことを月割り、日割りをして実行する。」です。
長期目標を決めるというのが1.「目標が何なのかをきちんと明確にする」でしたが、次に行うのが短期目標を決めるということです。
大前提として、人間は非常に誘惑に弱いです。すぐに楽しい方向、楽な方向へ逃げていきます。今は戒めておりますが、私もそうなっていた時期もありました。なので、長期目標という壮大な目標を掲げていたところで、1年先、2年先の長期目標に向かって走り続けることはかなり困難です。ストイックな方ならできるでしょうが凡人の私には少なくとも不可能です。
そこで必要となってくるのが、短期目標です。例えば、1.で、1年後にTOEICを900点取るという目標を掲げます。2.で、現状把握をして、現状のTOEICの点数が800点であったとします。
すると、1年間で100点アップさせなければならないことがわかります。1年間で100点アップなので、月換算すると、およそ8点、ないし9点ずつあげていけばいいわけですが、800点から900点へのアップは直線的な上がり方(一次関数的)ではないでしょう。おそらく、最初はすらすら伸び、880点ごろから伸び悩むという(対数関数的)伸び方をすると思います。
では、厳しめに見積もって、一旦、3ヶ月後のTOEICの受験申し込みをして、3ヶ月先に、9点×3=27点に+αで、40点アップを考えます。つまり、3ヶ月後に840点を取るということです。
数値化して短期的に目標設定をすると、達成できたかできなかったかが明確であり、達成できなかった際に自分に言い訳ができなくなるのでおすすめです。苦しいですが、ちょっとだけ頑張りましょう!
前回の800点を取ったときの感触としてはリスニングはPart4の長文で聞き取りづらく感じ、読解ではPart5の文法で時間を取られたということを加味して、Part4とPart5を徹底的に補強していきます。
徹底的に補強するというのでは具体的ではありませんね。毎日Part4の英文(スクリプト)を1文ずつ暗記する。など課題を設定します。このようにして、問題(目標達成)に対する問題の細分化を行い、目標達成するために今何をすべきかを考え取り組むということが目標達成において、非常に肝心であるということです。
手段の目的化にならないように注意せよ!!!

手段の目的化とは
手段の目的化とは、「目的」と「手段」が逆転してしまっている状態のことです。
具体例を挙げると、
会社内で資料を作成する際に、やたらとミスをしてしまい、チェック表を作り、ミスを減らすという取り組みを行なった。
ここでの「目的」は「ミスを減らす」で、そのための「手段」は「チェック表にチェックを入れていくこと」なはずです。
ですが、チェック表に入れるという手段がどんどん形骸化してしまい、本来はミスを減らすためにチェック表を使用するはずだったのが、そのうち、チェック表を作るということが「目的」になってしまう状態です。
A「なんで、そのチェック表作ってんの?」
B「知らない。前任者が作ってたから。引き継ぎで作ることになった。」
A「ふ〜ん。」
課題を決めることは大切。でも間違った方向にいくと、「手段の目的化」と化す。
何か目標を決めて、それに対する日々の目標達成への取り組み方について解説してきました。
この取り組み方について非常に重要なことが一点だけあります。それは手段の目的化です。
前述の通り、人間は怠慢で、すぐに頭を使うことをやめようとします。本質的にしんどいことが嫌いな生き物なのだと思います。
せっかく決めた目標達成のための課題がその怠慢さのせいで「手段の目的化」につながりかねないということです。
とにもかくにも、現状打破をするのがあなたの目的だったはずです。そのためにはまず何か行動を起こさなくてはなりません。私はオンライン英会話を始めて生活スタイルが一変しました。現状を変えるために、あなたは何か新たなスキルをつけるときかもしれません。オンライン英会話を利用して私と一緒に英語力アップ、TOEICの得点アップを目指してみませんか?
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