
「英語なんて門外漢だわ。高校生の時も全然やってなかったし、でも英語を使う職種に憧れる。」
「大学の学部選びをミスった。もう一度入り直そうかな。」
「今まで経済学を学んできて、簿記2級も持ってるし、これを生かした方が…。プログラマーになりたいけど、今さらプログラマーになんかなれない。」
こういった思いを抱いている20代後半までの方に向けて、
- 私立を含む大学全落ち
- 1浪の浪人生活
- 私立大学化学科
- 予備校で正社員として全国模試(化学)を作成する
- やっぱり時代は英語だと思い、一念発起で英語学習開始(1年半の勉強で英語偏差値29からTOEIC775点へ)
という経歴の私が、
今までやってきたことに囚われるな。惑わされるな。2年頑張れば十分巻き返して、異業種に飛び込めるし、なりたい自分になれるという話をしていきたいと思います。英語学習などの私のTwitterは@toeicscoreup123

もくじ
あなたの積み上げてきたものがそんなに守るべきものなのかをもう一度考えよう
あなたの積み上げてきたものってそんなにも大きいものですか?

あなたにとっては大きいものかもしれません。しかし、よくよく考えるとなが〜くやってきただけで、きちんと詰めて死ぬ気でやれば2年ほどでできることだとは思いませんか?
もしそうでなければ失礼な言い方になってすみません。しかし、私自身が積み上げてきたものはその程度のものだなと感じたのです。
確かに高校時代は化学が得意科目で英語が苦手科目でした。なので偏差値の開きで言うと、まあ10〜15くらい?あったとは思います。
偏差値10〜15っていうと非常に大きな開きであるように感じますし、その上化学科を卒業している以上ある程度専門的に化学も学んできました。学士論文ではありますが論文も書きました。そして、社会人になって化学の模試を作るという仕事をすることになり、東大を始めとする有名な大学をザッと9年分ずつくらい1年かけて解いたりもしました。
放置し続けてきた苦手科目の英語と一応は頑張ってきた化学を比較すると、現状の実力では、化学>>英語なんですね。
でも、別に一流大学を卒業したわけではないし、単位も余裕で取っていたわけではありません。受動的に覚えるしかなく、我慢して化学反応の反応機構(反応のしくみや筋道)を覚えていたこともあります。
「英語をしたいな。」と心から思った時に、ふと振り返ってみたんですよね。
やろうと思えば、大学生活の4年間+社会人で化学の勉強をした数年間って合わせると6年、7年ってなるけど、それほど大きなものを培ってきたわけではないし、頑張れば2年くらいでできるくらいのことしかしてなくないか?と思ったんです。
そして、英語偏差値29の私は電車で音楽を聴くことをやめて、休日返上して英語の勉強を2年間ほど取り組むと、TOEIC775点にまでなりました。
時代の流れからして、金を稼ぐのであれば化学じゃなくて英語だろという単純な発想からです。今後1年間で、もっと高得点を取って、ブログの信頼度上昇やより良い条件で働ける環境を探していく予定です。
人は基本的に努力嫌いなので少しでも努力して得た成果、例えばどーでもいいしょぼい資格などに惑わされて本当に自分が今すべきだというものを見失いがちです。
そして、もはやその大事にしているものが実は将来的に何にも繋がらないと半ば気づきつつ、それでも、今までこの道でやってきたからこのまま通そうとしてしまう心理のことを『コンコルドの誤り』や『コンコルドの誤謬』と言います。
私は、真剣に生きてきた人を除いて、20代そこそこくらいの普通の人なら、
「てめえの積み上げてきたものなんてたかだか知れとるわ。何を大事そうに持ってんねん。やりたいことに気づいたんならさっさと捨てて、そっちに走れ!!!」
と言います。私は化学を捨てて英語を大事にしようと思います。私が積み上げてきた化学なんてたかだか知れています。こんなものを大事そうに持っていることはまさしくコンコルドの誤りなのです。
卒業学部と全く違う業種で成功している人を見てみたら、頑張る気力が沸いてくる。

あなたは社長や作家さんや俳優さんなど世の中で活躍されている方の経歴をご存知でしょうか。
例えば、ファミリマートの代表取締役社長の澤田貴司さんは、上智大学の理工学部出身で大学卒業後そのまま伊藤忠商事に入社し、今現在はファミリーマートの代表取締役社長です。別に経済学部とかではないですね。
白夜行や手紙などのベストセラーでおなじみの私も昔よく読んでいた東野圭吾さんは、大阪府立大学工学部電気工学科出身です。小説家との直接的な関係はやはりありません。
ボブサップは薬学部出身です。香川照之は東大出身です。佐々木蔵之介は神戸大学農学部出身です。
その後の職種で間接的に活かしたりということはあるかもしれませんが、高校時代にその学部学科に進むことを選んだ理由とは全く異なります。
その学部で得られる知識をそのまま社会人になっても使っている人は意外にも少なく、使わずに別業種で大活躍をされている方は腐る程います。別に一部の例外を取り上げているわけではないのです。
と考えると、大学の4年間で培ってきたものなんてたかだか知れていると思いませんか?私はそう思い、鞍替えを決意しました。コンコルドの誤りに陥りたくなかったので。
あなたが思っているより賢いと思っているアイツとあなたとの差は小さい

私は大学生時代アルバイトでよく数学を教えていました。
ある生徒をもったときに、その子自身が全く自信がなく勉強ができないと思い込んでいたので、本心で、
「私からすれば、あなたとあなたが賢くて雲の上だと思っている友人なんて爪の先ほどの差しかない。だから、これからの6回の授業で次の期末試験でその子に勝たせてあげるよ。」
と伝え、その子の理解力に立って0から数学を教えました。
結果はビリから学年で1ケタまで数学の点数を持ち上げることができました。もちろんこれにはからくりがあって、『期末テスト』という限られた範囲でしか出ないことも私はわかっていましたし、その内容のみをガチガチに分からせてなおかつ、どういう風な問題が出るのかという『期末テスト模試』なるものを作って解かせたりとありとあらゆることをやり、モチベーションをあげるための話を死ぬほど繰り返し、そして、何より、その子が私を信じて理解しようと思ったからの結果だと思います。
当時の私は学生ですし、「たかが学生が何を偉そうに」という話ではありますが、実際にその子とその賢い友達との差はたかが学生であったとしても爪の先ほどに小さいものに感じられたのです。でもその子にとってはその賢い子は雲の上のように感じるのです。これって不思議だと思いませんか。
つまり、あなたがまだ20代そこそこだとすると、あなたとアイツすげえな。と思ってるそいつとの差はあなたには雲の上のように感じる存在であったとしても、真剣に生きてきた30代や40代の方からすればちんけな差なのだと思うのです。
だから、まだあんたは間に合うから!!!
20代のうちにやろうと決意したことを真剣にやってその道のスペシャリストを目指さないといけないということなのです。
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