もくじ
TOEICの英文暗唱は高得点を取るためには避けて通れない道
そもそも暗唱をする理由
どうも!こんにちは!ニシジマです!現在TOEIC790(L420R370)のTOEICerです。そろそろ高得点を取るためには『暗唱』が必要だなと感じたので、理由・方法・効果についてまとめていくことにするよ!
そもそもTOEICって何の試験なのか?という話をよくするんですが、
えっ?英語の試験じゃないの?
って感じですよね。確かにTOEIC800点くらいまでの受験者、特に高得点層ではない受験者にとってはTOEICって『英語』の試験なんですね。
一方で、TOEIC800くらいから「あれ?これって英語の試験じゃないぞ。」となってきます。
瞬発力を測る試験になってくるんですよね。知識量よりも持ってる知識を引き出す速度を測る試験だなといった感じです。
普段英文を読むときのプロセスを考えると大体次のようなプロセスを辿って読んでいると思います。
- 構文を文法的に解釈する
- 直訳する
- 直訳した内容を意訳して理解する
上記の3つのプロセスを辿って英語を読んでいます。難易度の高い文章(既視感のない文章)であればあるほどこのプロセスは意識的にやってると思います。
『この3つのプロセスを自動化する』というのがこの暗唱の狙いです。
そして、TOEICにおいては暗唱は絶大な効果を発揮すると思います。
暗唱が絶大な効果を発揮すると思う理由

まず、第一にTOEICの英文は基本的に同じ構文で同じ内容が出てきます。つまり、暗唱すればするほど既視感が強まり、上記の3つのプロセスの自動化ができるということです。
つまり、TOEICは
『構文解釈ができるかどうか』
を問うている試験なのではなく、
『まるで母国語かのように無意識で自動的に読めるかどうか』
を問うている試験なのです。
『構文解釈ができるかどうか』というレベルで常に読んでいるとそりゃあ時間切れになるわなという話なんですね。
厳しい…。が暗唱やりますよ笑
暗唱の方法を説明していくよ

単に暗唱と言っても
「えっ?どうやってやるわけ?丸覚え?」
っていう話になるし、丸覚えなんて不可能なので、実際に私が行なっている暗唱法を解説していくよ!上手くいったら報告していただけると嬉しいよ。嬉しい。
手順1:あぶり出し

さて。自動化、自動化とさっきからおっさんがうるさく言ってるわけですが、まあ自動化です。
リスニングなんて『自動化』してなかったら絶対無理ですからね。聴いた音声の構文解釈なんてしながら内容を理解するなんて大道芸です。
サーカスに出られますよ。シルクドソレイユ回れると思うのでやってみてください。
地味すぎるショーですが。
ということで、使用する参考書は、
公式問題集の解説冊子のみ!!
まず、Part 1.から英文の部分をペンでなぞりながら読んでいきます。
ペンでスクリプトをなぞる速度はほぼ日本語並みの速度でなぞって見てください。
例えば、
“I would like to play tennis in the park.”
さて、日本語並みの速度でなぞってもきちんと読めますね。
これはクリアです。おそらくリスニングで聴いても意味は理解できるはずです。では次。
“How can we increase our customer approval rating?”
どうですか?日本語並の速度でなぞった時に構文解釈ができなかったり、一瞬approval ratingって何?ってなりませんでしたか?
これこそがあなたがTOEIC800を超えられない元凶です!!!!!!
いや、
私がTOEIC800を超えられない元凶なのです!!!!!!!T_T
そう、ゆっくり読むとわかるんですよ。ええっと、我々の顧客の承認の割合?あぁ…支持率?『どうやって支持率を上げられるか』か!!!
これはできる。これはできる。これができるから逆に厄介。それでOKにしちゃうからね。TOEICにおいてそれは”OK”じゃないんですよ!
そしたらこの英文に対応する日本語訳の部分にマーカーを引きます。(私は緑で引いています。)

これを全Partで行います。大体test1回分で4時間ほどかかるようなイメージです。お菓子とか食べなかったら3時間でできます。
手順2:あぶり出した英文を全て暗唱する
さて。マーカーが引かれている日本語訳だけを見ながら英文を暗唱します。この時のコツとしては、
- まずはマーカー部分に対応する英語の構文解釈を丁寧にする(1回だけ)
- とりあえず、英文を見ながら『そういう構文だからこういう訳になるのか』とブツブツ言いながら読んでみる
- 目線をそらして日本語訳だけを見て1度言う
この最後のプロセスが大事です。目線をそらして一度言ってみる。
これなかなかできないんですよ。でも、英文を見た直後に目線をそらして言えないものを次の日、その次の日って覚えてるわけないじゃないですか。
せめて答え(英文)を見た直後くらい見なくても言えるようになりましょうという話です。
とは言いつつ、英文暗唱も英単語暗記と同じで1度で覚えるものではなく、
- まず図書館
- 次の日の朝通勤中
- 帰りの電車内
- 家に着いて
こんな感じで6〜7回の繰り返しをしてうすーく色を塗っていきだんだん濃くなるようになるイメージでやっていきます。一発で覚えようとしないことが重要。
そんなに頭よくない。
暗唱のコツ
目線をそらして、直後に言えるかどうかチェックするというのはコツの1つですが、もう1つ私がしているのは、
英文内の助動詞や主語を変えて言ったりしてみて、自分がわからなかった英語の箇所のリアリティを上げていくということもしています。
例えば”I’ll be leading your afternoon ride.”という英文があった時に、
“She’ll be leading my afternoon ride.”
とか
“She doesn’t want to lead my ride.”
とか適当に言いながら状況をイメージする練習です。
これをすると一気に”lead”という動詞の使い方が自分の頭の中に入ってインプットされやすくなります。
暗唱するメリット

最後に暗唱するメリットを簡単に説明すると、
- 自動化できる
- Lは超速いRなので『自動化』の学習はLに有効
- 冠詞や前置詞の語感がつく
3つ目の冠詞や前置詞の語感がつくという話ですが、実際に「覚えよう!覚えよう!」とやってると、普段は気にならない部分が「あれ?これってwithだっけ?toだっけ?」と意識するようになったり、ここって「the要らないんやな。」と気づいたりします。
だんだん語感が養われていく感じです。これはライティングなどの時にも有効な力なのではないでしょうか。
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